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とある大学生の雑記帳《アメリカ留学編》

現在アメリカ留学中のとある大学生だいちがゆるーく日記を書いてみたり趣味や興味のあることについてアウトプットしていく感じのノリ

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トランプ氏の劇的勝利からなにがわかるか?《大統領選個人的総括その①》

時事ネタ・ニュース

トランプ氏の劇的勝利からなにがわかるでしょうか?

これに関して、経済学者のポール・クルーグマンのツイートがとても参考になると思いました。

 簡単に和訳すると、

「ひどい夜だ。しかし、トランプ氏が当選するかもしれないからではない。地方に住む白人の怒りが思っていたよりも根深いことがわかったからだ。」

和訳が上手ではないかもしれませんが、大体は意味は分かっていただけるかと思います。

どういうことかというと、地方に住んでいる中間層以下の白人、とくに低所得者の怒りの票がトランプを押し上げたのです。

誰に対する怒りかというと、不法滞在などでアメリカ国内に住み続けている移民でしょう。

移民は白人よりも低賃金で働くので、白人低所得者は移民に職を奪われるという自体を招きます。もし働けたとしても、移民と同じぐらいの賃金まで下げなければ職は見つからない状況でしょう。

そんな中、(特にメキシコからの)移民を全員即刻国外追放しメキシコとの国境に壁を作るという過激発言で話題をさらったのがトランプ氏だったわけです。

移民を追い出してアメリカ国民第一の政策をとると明言しているトランプ氏が大統領選になれば、白人低所得者たちも救われるわけです。

つまり、今回のトランプ氏の当選は、地方の白人低所得者たちと移民問題などの摩擦など、アメリカ国内の格差社会が生んだものと考えられるのではないでしょうか。

 

また、初の黒人大統領オバマ氏と共に歩んだこの8年といい、アメリカは民族や文化、価値観、セクシャルアイデンティティーなど、あらゆる面から見てもますます多様化を遂げ、それをだんだんと受け入れて行く準備ができていたように思っていました。

ですが、今回のトランプ氏の当選を受け、全く逆方向に進むように思えます。

格差社会が生んだトランプ新大統領は移民の国外追放政策、ムスリムの入国禁止政策であったり、白人至上主義的側面、女性に対する差別的・暴力的発言などでよく知られています。

これは初の黒人大統領就任からの多様性を受け入れる準備ができてきたような姿勢とは真反対に思えます。

海外の記事ではありますが、CNNの開票速報中のヴァン・ジョーンズさんの発言が話題を呼んでいます。

dailycaller.com

彼の発言の一部を以下に記します。

"This was a whitelash. This was a whitelash against a changing country. It was a whitelash against a black presidency, in part."

何を言っているのかというと、今回のトランプ優勢の選挙を見て、「これは"a whitelash against a black presidency"だ」、つまり、黒人大統領に対する白人の巻き返しだ、と言っているのです。

ここでいう黒人大統領とはもちろんオバマ大統領のことで、白人至上主義的な側面や民族的マイノリティーに対して排斥主義的な側面も見受けられるトランプ氏の当選を、それまでの初の黒人大統領オバマ氏8年の治世に対する白人の巻き返しと捉えた発言、というふうに考えられると思います。

つまり、初の黒人大統領としてオバマ氏が8年もアメリカをリードしてきたことは、アメリカもあらゆる人種、文化、アイデンティティーを乗り越えたより多様性を尊重した社会になっていくのではと思わせましたが、白人至上主義的、排斥主義的な側面を持つトランプ氏の今回の当選はすなわち、アメリカ国民の少なくともほぼ半数がそのような考えに票を入れたことになるのです。

 

格差社会の深刻化、そして多様化に対する反発とも捉えられる過激な白人ナショナリズムが、今回のトランプ氏当選で浮き彫りになったのではないか、そんなふうに思いました。